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上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか注視か

相場レポート

上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか注視か

上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか注視か
本日のポイント
  1. 米・消費者物価指数
  2. 英・マンMPC委員の発言

前日の米国通貨は、米10年債利回りの低下により上値が重い展開となった。昨日、米・ボストン連銀のコリンズ総裁がNYタイムズのインタビューにて、「次回FOMCの利上げ幅は0.25%へ縮小される」可能性があることを示唆したことも、米ドル安要因となった。ユーロ米ドルは1.0724から1.0776まで小幅ながらに上昇。先月高値を更新し続けているため、米国時間で米ドルがさらに弱含むのか注視したい。

欧州通貨は、ユーロがポンドに対して強含み、ユーロポンドは0.820から0.8881まで約60pips上昇した。ユーロポンドは先月高値を更新しており、日足ベースで20MAが下値支持線となり上昇基調となっている。直近の山に当てたフィボナッチ・エキスパンションの100%ラインが0.8950となるため、上位足で上方向を目指す値動きが見られるのか注目したい。

本日は、18:00に欧・ECB月例報告、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、22:45に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、26:00に英・マンMPC委員の発言、26:40に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札がある予定だ。上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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