上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか注視か

2023.01.12
- 米・消費者物価指数
- 英・マンMPC委員の発言
前日の米国通貨は、米10年債利回りの低下により上値が重い展開となった。昨日、米・ボストン連銀のコリンズ総裁がNYタイムズのインタビューにて、「次回FOMCの利上げ幅は0.25%へ縮小される」可能性があることを示唆したことも、米ドル安要因となった。ユーロ米ドルは1.0724から1.0776まで小幅ながらに上昇。先月高値を更新し続けているため、米国時間で米ドルがさらに弱含むのか注視したい。
欧州通貨は、ユーロがポンドに対して強含み、ユーロポンドは0.820から0.8881まで約60pips上昇した。ユーロポンドは先月高値を更新しており、日足ベースで20MAが下値支持線となり上昇基調となっている。直近の山に当てたフィボナッチ・エキスパンションの100%ラインが0.8950となるため、上位足で上方向を目指す値動きが見られるのか注目したい。
本日は、18:00に欧・ECB月例報告、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、22:45に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、26:00に英・マンMPC委員の発言、26:40に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札がある予定だ。上昇しつつあるユーロが値を伸ばすのか、慎重に注視したい。
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