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反発している米ドルが対フランで強含むのか注目か

相場レポート

反発している米ドルが対フランで強含むのか注目か

反発している米ドルが対フランで強含むのか注目か
本日のポイント
  1. 米・10年債入札
  2. 米・週間原油在庫

前日の米国通貨は、明日の米・CPI発表を前に様子見ムードが広がっており、強弱性に欠ける値動きとなった。ユーロ米ドルは1.0712から1.0758の間でレンジ相場となり、本日のアジア時間でも明確な方向感は示されていない。ただ、価格自体が4時間足10MAより上位に位置しており、高値圏での推移となっているため、欧州時間で上方向の値動きが見られるのか注目したい。

欧州通貨は、強含んでいたスイスフランが対円で失速し、米ドル/フランが0.9194から0.9252まで60pips弱反発した。米ドル/フランは、昨年11月4日からの下落基調が継続しており、今年安値を更新していたが、ここへ来て再び反発の値動きが見られている。上位足の週足では下ヒゲが出ているため、米ドル/フランの反発力が継続するのか注視したいところだ。

本日は、アジア時間の14:00に日・景気先行CI指数と、欧州時間の16:00にトルコ・経常収支、20:30に印・マネーサプライ、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・小売売上高、メキシコ・鉱工業生産、米国時間の24:30に米・週間原油在庫、25:00に露・消費者物価指数、27:00に米・10年債入札がある予定だ。反発している米ドルが対フランで強含むのか、方向性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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