反発している米ドルが対フランで強含むのか注目か

2023.01.11
- 米・10年債入札
- 米・週間原油在庫
前日の米国通貨は、明日の米・CPI発表を前に様子見ムードが広がっており、強弱性に欠ける値動きとなった。ユーロ米ドルは1.0712から1.0758の間でレンジ相場となり、本日のアジア時間でも明確な方向感は示されていない。ただ、価格自体が4時間足10MAより上位に位置しており、高値圏での推移となっているため、欧州時間で上方向の値動きが見られるのか注目したい。
欧州通貨は、強含んでいたスイスフランが対円で失速し、米ドル/フランが0.9194から0.9252まで60pips弱反発した。米ドル/フランは、昨年11月4日からの下落基調が継続しており、今年安値を更新していたが、ここへ来て再び反発の値動きが見られている。上位足の週足では下ヒゲが出ているため、米ドル/フランの反発力が継続するのか注視したいところだ。
本日は、アジア時間の14:00に日・景気先行CI指数と、欧州時間の16:00にトルコ・経常収支、20:30に印・マネーサプライ、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・小売売上高、メキシコ・鉱工業生産、米国時間の24:30に米・週間原油在庫、25:00に露・消費者物価指数、27:00に米・10年債入札がある予定だ。反発している米ドルが対フランで強含むのか、方向性に注目したい。
過去の相場レポート
2025.08.27
続落後の方向感に欠ける相場が継続となるのかユーロ豪ドルを静観か
2025.08.26
対米ドルで弱含んだポンドが回復を見せるのか静観か
2025.08.25
来月のFOMC利下げ容認発言にて下落した米ドルの下伸性に注目か
2025.08.22
対円で上昇したポンドの上伸性に注目か
2025.08.21
レンジ内にて下落した米ドル円が方向性を明確にするのか注視か
2025.08.20
欧州時間での指標発表によるポンドの値動きに警戒か
2025.08.19
初来高値圏でのポンド円のもみ合い相場が明確な方向性を示すのか注目か
2025.08.18
米国時間で最強となったユーロの上伸性を注視か
2025.08.15
続伸から一転し日足陰線となったポンド円の方向性を注視か
2025.08.14
最弱となった米ドルがさらなる軟化を見せるのか方向性に注目か