パウエルFRB議長の発言にて米ドルが動くのか警戒か

2023.01.10
- 米・NFIB中小企業楽観指数
- 米・パウエルFRB議長の発言
前日の米国通貨は、米国時間にかけて米ドルが最弱通貨となり、ユーロ米ドルが1.0636から1.0760まで約120pips上伸した。ユーロ米ドルは時間足20MAに沿っての上昇基調が継続しており、4時間足では直近高値の1.0736を上抜けている。上位足の日足・週足ベースでは、RSIが70手前で上昇余地に余力があるため、米国時間にかけての米ドルの下落に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・11月鉱工業生産が前年比で市場予想の0.1%を下振れマイナス0.4%となったにも関わらず、ユーロが対豪州でも強含んだ。ユーロ豪ドルは1.53885から1.5537まで上昇。4時間足20MA直下まで値が回復した。日足では75MAが下値サポートとして機能しているため、ユーロのしばらくの反発が継続するのか、注視したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・失業率、トルコ・鉱工業生産、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、加・マックレムBOC総裁の発言、20:00に南ア・製造業生産、米・NFIB中小企業楽観指数と、米国時間の23:00に米・パウエルFRB議長の発言、24:00に米・卸売在庫、27:00に米・3年債入札がある予定だ。パウエルFRB議長の発言にて米ドルが動くのか、慎重に見極めたい。
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