米国時間での指標発表によるボラティリティの高まりに要警戒か

2023.01.06
- 米・雇用統計
- 米・ISM非製造業景況指数
前日の米国通貨は、米国の指標発表が好調だったことから最強通貨となった。昨日、米・カンザスシティ連銀のジョージ総裁は、CNBCのインタビューにて、「FRBは2024年に入っても政策金利を5%超で維持すべき」との考えを示し、過度な利下げ期待にくぎを刺したことも影響し、ポンド米ドルは1.2076から1.1873まで200pipsの下落となった。
欧州通貨は、昨日発表された欧・11月生産者物価指数(PPI)が前年比で市場予想の27.6%を下回り27.1%となったことから、ユーロが弱含んだ。米ドル円が上昇する中、ユーロ円は139.975-141.362でのレンジ相場となり、本日のアジア時間でも方向感が明確となっていない。ユーロ円は、4時間足75MAの直下に位置しており、レジスタンスとして機能する可能性があるため、下値余地に警戒したい。
本日は、16:00に独・製造業受注、英・ハリファックス住宅価格、16:30にスイス・小売売上高、19:00に欧・消費者物価指数、22:30に加・雇用統計、米・雇用統計、24:00に加・Ivey購買部協会指数、米・ISM非製造業景況指数、25:15に米・クックFRB理事の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での指標発表により、ボラティリティが急激に高まることに警戒したい。
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