失速しているポンドの方向性に注目か
2022.11.10
- 米・消費者物価指数(CPI)
- 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、欧州時間からの反発が見られ、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は145.167から146.775まで上昇。145円を割り込むことは免れた。しかしながら米ドル円は日足ベースで20MAの下位に位置しており、4時間足でも200SMAが上値のレジスタンスとして位置しているため、本日の米・消費者物価指数の発表によりさらなる下値追いとなるのか、警戒したいところだ。
欧州通貨は、ポンドが最弱通貨となり、ポンド円が168.302から166.018まで約2円強の下落となった。ポンド円は、昨日の下落により上昇トレンドライン上限への上昇が中断となり、4時間足200EMAまでの反落となった。本日のアジア時間では再び上昇トレンドライン下限に振り戻る形となっているため、欧州時間にかけて上昇が見られるのか静観したい。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・失業率、米・ウォラーFRB理事の発言、18:00に欧・ECB月例報告、21:30にスイス・メクラ―SNB理事の発言と、米国時間の22:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:35に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札がある予定だ。失速しているポンドの方向性を慎重に静観したい。
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