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米国時間での指標発表により通貨強弱が明確となるか

相場レポート

米国時間での指標発表により通貨強弱が明確となるか

米国時間での指標発表により通貨強弱が明確となるか
本日のポイント
  1. 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、米債利回りが短期・長期ともに低下となり、米ドルが対欧州で下落した。ユーロ米ドルは0.9972から1.0096まで約120pips上昇。10月27日の直近高値に並ぶ形となった。昨日の上昇により下落トレンドラインへのリテストが完了となったため、日柄調整を交えて上方向へと延びていくのか、ユーロ米ドルの値動きを注視したい。

欧州通貨は、強含んでいたポンドの上昇が一服し、ユーロポンドが拮抗状態となった。現在のユーロポンドは0.8723付近で推移しており、日足でのRSIが中心ラインの50付近から若干の上昇傾向となっている。ユーロポンドは週足ベースでは75MAに下値をサポートされての上昇となっているため、時間経過でユーロが強含んでいく展開となるのか注目したいところだ。

本日は、欧州時間の17:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、18:05に豪・ブロックRBA総裁補佐の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の22:00に英・ハスケルMPC委員の発言、24:00に米・卸売在庫(確報値)、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:30に英・カンリフBOE副総裁の発言、27:00に米・10年債入札がある予定だ。米国時間での指標発表により通貨強弱が明確となるのか、米中間選挙の結果を警戒しつつ、見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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