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上昇が止まらないポンドの上値余地を警戒か

相場レポート

上昇が止まらないポンドの上値余地を警戒か

上昇が止まらないポンドの上値余地を警戒か
本日のポイント
  1. 欧・生産者物価指数
  2. 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、米国時間で発表された米・9月ISM製造業景気指数が前回値の52.8から低下し50.9となったことから、米ドルが下落した。米ドル円は145.306をタッチしたあと反落となり、144.153まで下落。時間足200SMAに下値をサポートされる形で下げ止まった。本日のアジア時間では上昇を試みているが、相変わらず日足ベースでRSIがダイバージェンスとなっているため、上昇が限定的となるのか注視したい。

欧州通貨は、昨日トラス政権が大型減税案のひとつである所得税の最高税率引き下げを撤回したことから、ポンドが上昇した。ポンド円は160.560から163.869まで上昇。本日のアジア時間では高値を更新しており、164.099まで上昇している。今週だけでポンド円はすでに3.6円以上値を上げているが、日足でのRSIは70に達しておらず過熱感が見られないため、上伸となるのか注目したい。

本日は、欧州時間の18:00に欧・生産者物価指数と、米国時間の22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:15に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、23:00に米・製造業受注、米・JOLT労働調査、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、26:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。上昇が止まらないポンドの上値余地を警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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