PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目か

2022.10.05
- 米・ISM非製造業景況指数
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、米10年債利回りが3.62%まで低下したことから米ドルの上値が重くなり、ユーロ米ドルは0.9806から0.9999まで200pips弱上昇した。昨日の大幅上昇により、ユーロ米ドルは4時間足200SMAを実体足で上抜ける形となり、今年2月からの日足ベースでの下落トレンドライン上限へと到達した。近日中にパリティを日足ベースで上抜けるのかに注目したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・8月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の37.9%から43.3%となり、過去最高を記録したことでユーロが米国時間にかけ最強通貨となった。ユーロ円は141.940から144.078まで2円以上の上昇を見せた。ユーロ円は昨日の上昇により9月20日の高値水準まで到達。4時間足RSIではリバーサルとなっているため、上昇の継続性に注目したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数と、欧州時間の16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全米雇用報告、米国時間の21:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、29:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目したい。
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