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PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目か

相場レポート

PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目か

PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目か
本日のポイント
  1. 米・ISM非製造業景況指数
  2. 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、米10年債利回りが3.62%まで低下したことから米ドルの上値が重くなり、ユーロ米ドルは0.9806から0.9999まで200pips弱上昇した。昨日の大幅上昇により、ユーロ米ドルは4時間足200SMAを実体足で上抜ける形となり、今年2月からの日足ベースでの下落トレンドライン上限へと到達した。近日中にパリティを日足ベースで上抜けるのかに注目したいところだ。

欧州通貨は、昨日発表された欧・8月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の37.9%から43.3%となり、過去最高を記録したことでユーロが米国時間にかけ最強通貨となった。ユーロ円は141.940から144.078まで2円以上の上昇を見せた。ユーロ円は昨日の上昇により9月20日の高値水準まで到達。4時間足RSIではリバーサルとなっているため、上昇の継続性に注目したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数と、欧州時間の16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全米雇用報告、米国時間の21:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、29:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。PPIが過去最高となり上昇しているユーロの方向性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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