上昇しているユーロの月初の値動きに注意か

2022.09.01
- 米・週間天然ガス貯蔵量
- 米・ISM製造業景況指数
前日の米国通貨は、米・クリーブランド連銀のメスター総裁が「政策金利を4%上回る水準まで引き上げ、その水準で維持する必要がある」と発言したことからドル高が進んだ。豪ドル米ドルは0.6903から0.6840まで約60pips下落。本日のアジア時間でも下伸しており、0.6804をタッチした。ただ、4時間足ではサポートラインとなる水準に達しているため、調整反発に注意したい。
欧州通貨は、強含んでいる米ドルに対しユーロが健闘し、ユーロ米ドルは0.9971から1.0079まで100pips強の上昇となった。ユーロは同じ欧州通貨のポンドに対しても強い展開が継続しており、ユーロポンドは4日連続大陽線となっている。現在は0.8649で推移しているが、4時間足RSIが77となっているため、調整下落を警戒したい。
本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、15:30にスイス・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期非農業部門労働生産性、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。上昇しているユーロの月初の値動きに注意したい。
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