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弱含んでいるユーロの方向性に要注意か

相場レポート

弱含んでいるユーロの方向性に要注意か

弱含んでいるユーロの方向性に要注意か
本日のポイント
  1. 欧・生産者物価指数
  2. 米・ISM非製造業景況指数

前日の米国通貨は、続落している株価と対照的に上昇した。債券が売られ米10年債利回りが2.71%まで再び上昇したことで、ドルインデックスも106台を盛り返した。上昇するかに見えたユーロ米ドルは1.2093から1.0162まで反落。約130pipsの下落となった。4時間足200SMAに上値を抑えられ反落した形となったが、日足20MAを挟んで再び上昇となるのか、注視したい。

欧州通貨は、明日の政策金利発表を控えたポンドに対しユーロが弱含んでおり、ユーロポンドは0.8400から0.8339まで約60pipsの下落となっている。ユーロポンドは6月15日につけた0.8719の今年高値からの下落基調が止まらず、日足ベースのフィボナッチ・リトレースメントの61.8%を超えて下伸している。明日のBOE政策金利発表により下落に拍車がかかるのか、注目したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・消費者物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、16:50に仏・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:45に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言がある予定だ。欧州時間でのPMI(確報値)発表による値動きに注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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