FOMC前の調整下落に警戒か

2022.07.21
- 米・フィラデルフィア連銀景況指数
- 米・週間天然ガス貯蔵量
前日の米国通貨は、106前半まで落ち込んでいたドルインデックスが影響し、米ドル円は137.906-138.458での約60pips間のレンジ相場となった。本日のアジア時間では日銀の政策金利が発表され、昨日と同水準のレンジ幅での乱高下となっている。日足ではローソク足とRSIの動きが逆となるダイバージェンスが見られているため、FOMC前の調整下落に警戒したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前にナーバスな値動きとなっており、ユーロ米ドルは1.0270から1.0156まで約110pips下落した。しかしながら本日のアジア時間では勢いを取り戻しており、時間足20MAを上抜けている。4時間足75MAの上位に位置しているが、このまま上昇が継続となるのか注視したい。
本日の指標は、17:00に英・ピルMPC委員の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。日本円が再び売られる地合いとなるのか、警戒したい。
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