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FOMC前の調整下落に警戒か

相場レポート

FOMC前の調整下落に警戒か

FOMC前の調整下落に警戒か
本日のポイント
  1. 米・フィラデルフィア連銀景況指数
  2. 米・週間天然ガス貯蔵量

前日の米国通貨は、106前半まで落ち込んでいたドルインデックスが影響し、米ドル円は137.906-138.458での約60pips間のレンジ相場となった。本日のアジア時間では日銀の政策金利が発表され、昨日と同水準のレンジ幅での乱高下となっている。日足ではローソク足とRSIの動きが逆となるダイバージェンスが見られているため、FOMC前の調整下落に警戒したい。

欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前にナーバスな値動きとなっており、ユーロ米ドルは1.0270から1.0156まで約110pips下落した。しかしながら本日のアジア時間では勢いを取り戻しており、時間足20MAを上抜けている。4時間足75MAの上位に位置しているが、このまま上昇が継続となるのか注視したい。

本日の指標は、17:00に英・ピルMPC委員の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。日本円が再び売られる地合いとなるのか、警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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