米CPIは予想の8.8%を上回るのかに注目か

2022.07.13
- 加・BOC政策金利と声明発表
- 米・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米10年債利回りが2.98%へと小反落したことで上値が重くなり、パリティ割れが期待されていたユーロ米ドルは1.0000をボトムに反発し、1.0071まで上昇した。ただ、4時間足では依然10MAに沿っての下落が継続しているため、20MA付近である1.0088を上抜けるまでは、下目線を継続したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月ZEW景況感指数が市場予想のマイナス40.0に対しマイナス53.8となり大幅悪化したことを嫌気し、引き続いてユーロが弱い展開となった。ユーロポンドは0.8484から0.8426まで下落。日足200SMAを下抜けつつあるため、このまま下落が継続するのか注視したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・GDP、鉱工業生産、貿易収支、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数と、欧州時間の18:00に欧・鉱工業生産、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・30年債入札、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)がある予定だ。本日の米・CPIは前年比で8.8%と予想されている。この数値を上回るのか、注目したい。
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