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米CPIは予想の8.8%を上回るのかに注目か

相場レポート

米CPIは予想の8.8%を上回るのかに注目か

米CPIは予想の8.8%を上回るのかに注目か
本日のポイント
  1. 加・BOC政策金利と声明発表
  2. 米・消費者物価指数

前日の米国通貨は、米10年債利回りが2.98%へと小反落したことで上値が重くなり、パリティ割れが期待されていたユーロ米ドルは1.0000をボトムに反発し、1.0071まで上昇した。ただ、4時間足では依然10MAに沿っての下落が継続しているため、20MA付近である1.0088を上抜けるまでは、下目線を継続したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・7月ZEW景況感指数が市場予想のマイナス40.0に対しマイナス53.8となり大幅悪化したことを嫌気し、引き続いてユーロが弱い展開となった。ユーロポンドは0.8484から0.8426まで下落。日足200SMAを下抜けつつあるため、このまま下落が継続するのか注視したい。

本日は、アジア時間の15:00に英・GDP、鉱工業生産、貿易収支、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数と、欧州時間の18:00に欧・鉱工業生産、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・30年債入札、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)がある予定だ。本日の米・CPIは前年比で8.8%と予想されている。この数値を上回るのか、注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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