米国時間にかけて通貨強弱が変化するのか要警戒か
2022.07.12
- 米・NFIB中小企業楽観指数
- 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、ドルインデックスが108まで上昇し、一強となった。米ドル円は今年高値を更新し、137.752をタッチ。本日のアジア時間でも上昇を試す値動きが観察されている。このまま上昇が継続するのか、明日の米・消費者物価指数の結果により次回FOMC会合での利上げ幅に調整が出る可能性があるため、明日のCPI発表までは期待感からの買いが継続する見込みを念頭に置いておきたい。
欧州通貨は、対米ドルで押されており、ユーロ米ドルがパリティ間近の1.0004まで低下している。欧州はロシアによるウクライナ侵攻の長期化から派生する資源価格高騰とエネルギー供給問題に直面しており、今後も地政学リスクが後退しない限り、対米ドルで弱含む展開が予想される。
本日は、欧州時間の17:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、18:00に独・ZEW景況感調査、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数と、米国時間の25:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・10年債入札がある予定だ。米国時間にかけて通貨強弱が変化するのか、慎重に判断したい。
過去の相場レポート
2024.11.25
昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か