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週始めの弱含んでいるユーロの方向性を注視か

相場レポート

週始めの弱含んでいるユーロの方向性を注視か

週始めの弱含んでいるユーロの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
  2. 米・3年債入札

先週末の米国通貨は、米・雇用統計の発表で好結果となったことから米ドルが強含み、米ドルが最強通貨となった。豪ドル米ドルは0.6861から0.6791まで下落。4時間足75MAに上値を抑えられる形で下落が継続している。米国の失業率が3ヶ月連続で3.6%となり、雇用状況が鈍化していなかったことも、米ドル好調の要因となった。米10年債利回りは3.08%台での推移だ。

欧州通貨は、英・ジョンソン首相の退任が発表されてから強含んでいたポンドが対ユーロで拮抗状態となっており、ユーロポンドは0.8441-0.8475のレンジ推移となっている。日足では200SMAが下限のサポートとして機能しているため、今後反発が入りユーロが持ち直すのか、注目したい。

本日は、米国時間の23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、25:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札、27:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。今週は、ニュージーランドやカナダの政策金利発表に加え、米国のCPI発表があるため、指標発表による急激な値動きに警戒したい。まずは、週始めの弱含んでいるユーロの方向性を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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