加・米の雇用統計結果に注意か

2022.07.08
本日のポイント
- 米・雇用統計
- 加・雇用統計
前日の米国通貨は、対欧州で強含み、ユーロ米ドルは1.0221から1.0143まで約70pipsの下落となった。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、前週から約4,000人増加し、23.5万件となり市場予想を上回った。米国の景気後退懸念が一服し、米ドルの下値が底堅く推移したことが要因となった。
欧州通貨は、昨日、英・ジョンソン首相の退任が発表されたポンドが対円・対米ドルで強含み、ポンド円は161.574から163.599まで約2円の上昇となった。ジョンソン首相は、新党首が選出されるまでは首相の職務を続ける方針を示した。ただ、ポンド円は本日のアジア時間ですでに1.2円以上反落しているため、方向性に注意したい。
本日は、アジア時間の15:45に仏・貿易収支と経常収支と、欧州時間の16:00にトルコ・経常収支、20:55に欧・ラガルドECB総裁の発言、米国時間の21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に米・卸売在庫、24:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。米国時間での加・米の雇用統計結果に注意したい。