買い戻されている日本円の流れが週明けも継続となるか

2022.07.04
- 米国が祝日により休場
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
先週末の米国通貨は、日本円と同様に買いの動きが見られ、ドルインデックスは105まで上昇したことから、ポンド米ドルは1.2188から1.1197まで下落した。テクニカル的には、1.1930が直近安値となっており、このラインを抜けると再び真空地帯へと突入する形状となっている。まずは1.1930でしっかりと反発が入るのか、慎重に静観したい。
欧州通貨は、ユーロ米ドルが1.0485から1.0366まで大幅下落となった。先週末に発表された欧・製造業PMIが52.1となり、市場予想を上回ったものの、同日に発表された欧・消費者物価指数が8.6%まで上がってしまったこともあり、利上げ観測による景気後退懸念が警戒された。ユーロ米ドルは、月足サポートラインの1.0340付近へ到達しているため、いったん大きな反発が入るのか、慎重に注視したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・消費者物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、18:00に欧・生産者物価指数、米国時間の23:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。買い戻されている日本円の流れが週明けも継続となるのか、しっかりと見極めたい。
過去の相場レポート
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.07.04
米国市場が休場中に欧州通貨が優位性を見せるのか注視か
2025.07.03
米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
2025.07.02
上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か