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欧・消費者物価指数の速報値結果に注目か

相場レポート

欧・消費者物価指数の速報値結果に注目か

欧・消費者物価指数の速報値結果に注目か
本日のポイント
  1. 独・製造業PMI
  2. 欧・消費者物価指数

前日の米国通貨は、対欧州・対円ともに弱含み、ユーロ米ドルは1.038から1.048まで約100pips上昇した。ユーロ米ドルは、時間足の上昇チャネルを下抜けて下落していたが、直近安値の1.038で反発が入り、大きく反転上昇した。日足ベースでは依然下落トレンドが崩れていないものの、反発力が徐々に大きくなりつつあるため、どこまで伸びるのか、注視したい。

欧州通貨は、対米ドルで強含み、ポンド米ドルは1.209から1.218まで小幅に上昇した。昨日発表された英・第1四半期実質GDPは市場予想・前回値ともに一致し0.8%となった。ただ、第1四半期経常収支のマイナス幅が増幅し、マイナス517億ポンドとなった。本日のアジア時間では、ポンド米ドルは再び下落基調となっている。

本日は、アジア時間の15:45に仏・財政収支、欧州時間の16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数と、米国時間の22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出が発表される予定だ。反発したユーロが、本日の欧・消費者物価指数の発表で変わるのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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