欧・消費者物価指数の速報値結果に注目か

2022.07.01
- 独・製造業PMI
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、対欧州・対円ともに弱含み、ユーロ米ドルは1.038から1.048まで約100pips上昇した。ユーロ米ドルは、時間足の上昇チャネルを下抜けて下落していたが、直近安値の1.038で反発が入り、大きく反転上昇した。日足ベースでは依然下落トレンドが崩れていないものの、反発力が徐々に大きくなりつつあるため、どこまで伸びるのか、注視したい。
欧州通貨は、対米ドルで強含み、ポンド米ドルは1.209から1.218まで小幅に上昇した。昨日発表された英・第1四半期実質GDPは市場予想・前回値ともに一致し0.8%となった。ただ、第1四半期経常収支のマイナス幅が増幅し、マイナス517億ポンドとなった。本日のアジア時間では、ポンド米ドルは再び下落基調となっている。
本日は、アジア時間の15:45に仏・財政収支、欧州時間の16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数と、米国時間の22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出が発表される予定だ。反発したユーロが、本日の欧・消費者物価指数の発表で変わるのか、慎重に見極めたい。
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