FOMCに向けての通貨強弱に注意か

2022.06.15
本日のポイント
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
前日の米国通貨は、ドルインデックスの底堅い推移により上昇し、ポンド米ドルは1.2209から1.1931まで約270pips下落した。昨日発表された英・雇用統計では、失業率(ILO基準)が3.8%に悪化。ポンドの下落と米ドルの上昇が相まって、大幅な下落となった。本日のアジア時間でも時間足20MAを上値とし下落しているため、更なる下値追いに警戒したい。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで健闘しており、ポンド米ドルが300pips近く下落する中、ユーロ米ドルは下限1.0396-上限1.0485での80pipsの中で、往って来い相場となった。ユーロ米ドルは4時間足で1.0396を下限に踏み留まっているため、本日のFOMCの結果により反発するのか、注視したい。
本日は、15:30にスイス・生産者輸入価格、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)16:00にトルコ・住宅価格、18:00に欧・欧工業生産、欧・貿易収支、18:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、25:20に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が控えている。明け方に開かれるFOMCでの結果発表に十分注意したい。