昨日に続き欧・ラガルドECB総裁の発言内容に警戒か

2022.06.10
本日のポイント
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)
前日の米国通貨は、対円・対ポンドともに拮抗状態となり、ポンド米ドルは1.248-1.255でのレンジ内推移となった。ポンド米ドルは今月に入ってから保ち合い相場が継続しており、本日のアジア時間でもレンジ内下限から反発する値動きを見せている。来週のFOMCとBOE政策金利発表までは、様子見ムードが広がる可能性を考慮したい。
欧州通貨は、昨日のECB理事会での来月利上げ発表を受け、ユーロが対ポンドでも失速。ユーロポンドは0.859から0.848まで約100pipsの下落となった。ただテクニカル的には、ユーロポンドは日足ベースで依然200SMAより上に位置しており、週足でも20MA上のポジションを保っているため、下落が継続となるのか慎重に判断したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・失業率と、米国時間の21:30に加・失業率、加・雇用ネット変化、加・第1四半期設備稼働率、米・消費者物価指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、24:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・財政収支が控えている。昨日に引き続いて欧・ラガルドECB総裁の発言内容に警戒したい。