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失速した米ドルと対照的なユーロの値動きに注目か

相場レポート

失速した米ドルと対照的なユーロの値動きに注目か

失速した米ドルと対照的なユーロの値動きに注目か
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 英・BOE政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、FOMCにて0.75%の次回利上げ観測がほぼ排除されたことから米ドルが失速し、ユーロ米ドルが120pipsほど上昇した。現在のユーロ米ドルは1.061付近となっており、本日のアジア時間でも上昇を試みる値動きとなっている。昨日のFOMCでは、市場予想通り0.5%の利上げが実施され政策金利が1%となった。

欧州通貨は、失速した米ドルと対照的な動きを見せ、米ドル円が下落する中、ユーロ円は踏みとどまり、136.60を下値に反発した。本日のアジア時間ではユーロ円は137.51まで回復し、日足ベースで次のターゲットである137.94を目指す値動きとなっている。

本日は、欧州時間の15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:30に英・サービス業PMI、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、米・チャレンジャー人員削減予定数があり、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期非農業部門労働生産性が控えている。強含んでいるユーロの行方に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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