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米ドル高から一転、反落している米ドルの動向に警戒か

相場レポート

米ドル高から一転、反落している米ドルの動向に警戒か

米ドル高から一転、反落している米ドルの動向に警戒か
本日のポイント
  1. 米・PCEコア・デフレーター
  2. 米・ミシガン大消費者信頼感指数

前日の米国通貨は、対欧州でわずかに強含み、ユーロ米ドルは1.056から1.047まで90pipsほど下落した。ただ本日のアジア時間では米ドルの勢いが失速しており、対欧州・対オセアニアともに下落となっている。ユーロ米ドルは時間足20MAを上抜けているため、直近高値である1.056を実体足で上抜けるのかに注目したい。

欧州通貨は、ポンド米ドルが今年安値を更新し、1.241まで下落した。ただ、日足ベースで20MAからの乖離幅が大きくなっていたため、本日のアジア時間で反発しており、1.251まで上昇している。このまま反発が継続し、直近高値の1.257を超えるのか、注視したい。

本日は、15:45に仏・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、17:00に独・第1四半期GDP、スイス・ジョーダンSNB総裁の発言、18:00に欧・第1四半期GDP、欧・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。米国時間での指標に注意しつつ、月末最終日の価格動向を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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