米ドル高から一転、反落している米ドルの動向に警戒か

2022.04.29
本日のポイント
- 米・PCEコア・デフレーター
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
前日の米国通貨は、対欧州でわずかに強含み、ユーロ米ドルは1.056から1.047まで90pipsほど下落した。ただ本日のアジア時間では米ドルの勢いが失速しており、対欧州・対オセアニアともに下落となっている。ユーロ米ドルは時間足20MAを上抜けているため、直近高値である1.056を実体足で上抜けるのかに注目したい。
欧州通貨は、ポンド米ドルが今年安値を更新し、1.241まで下落した。ただ、日足ベースで20MAからの乖離幅が大きくなっていたため、本日のアジア時間で反発しており、1.251まで上昇している。このまま反発が継続し、直近高値の1.257を超えるのか、注視したい。
本日は、15:45に仏・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、17:00に独・第1四半期GDP、スイス・ジョーダンSNB総裁の発言、18:00に欧・第1四半期GDP、欧・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。米国時間での指標に注意しつつ、月末最終日の価格動向を静観したい。