欧州の経済情勢懸念でユーロの動向に注意か

2022.04.28
本日のポイント
- 米・コアPCEデフレーター
- 米・週間天然ガス貯蔵量
前日の米国通貨は、対欧州で強含む状況が継続。ポンド米ドルは1.259から1.250まで90pipsの下落となった。ポンド米ドルは日足20MAに沿って緩やかに下落していた局面から一転、日足MAから大きく乖離し6日連続陰線となっているため、本日の米国時間での指標発表に注意しつつ、反転ポイントに警戒したいところだ。
欧州通貨は、ロシアに対する段階的な原油禁輸措置を独などの主要国が発表し、ロシア側がガス供給停止をちらつかせたことで、インフラに関する不安が停滞し、ユーロの上値が重くなった。ユーロ豪ドルは1.494から1.477まで約160pips下落。ユーロの反発が中々継続しにくい地合いとなっている。
本日は、16:00にトルコ・経済信頼感、17:00に欧・ECB月例報告、21:00に独・消費者物価指数(速報値)、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。週末にかけての各種通貨強弱を慎重に見極めたい。