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欧州の経済情勢懸念でユーロの動向に注意か

相場レポート

欧州の経済情勢懸念でユーロの動向に注意か

欧州の経済情勢懸念でユーロの動向に注意か
本日のポイント
  1. 米・コアPCEデフレーター
  2. 米・週間天然ガス貯蔵量

前日の米国通貨は、対欧州で強含む状況が継続。ポンド米ドルは1.259から1.250まで90pipsの下落となった。ポンド米ドルは日足20MAに沿って緩やかに下落していた局面から一転、日足MAから大きく乖離し6日連続陰線となっているため、本日の米国時間での指標発表に注意しつつ、反転ポイントに警戒したいところだ。

欧州通貨は、ロシアに対する段階的な原油禁輸措置を独などの主要国が発表し、ロシア側がガス供給停止をちらつかせたことで、インフラに関する不安が停滞し、ユーロの上値が重くなった。ユーロ豪ドルは1.494から1.477まで約160pips下落。ユーロの反発が中々継続しにくい地合いとなっている。

本日は、16:00にトルコ・経済信頼感、17:00に欧・ECB月例報告、21:00に独・消費者物価指数(速報値)、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。週末にかけての各種通貨強弱を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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