1日で165円台から3円下落したポンド円の動向に注目か

2022.04.26
- 米・2年債入札
- 加・レーンBOC副総裁の発言
前日の米国通貨は、対欧州で強含み、ポンド米ドルは1.081から1.069まで約110pips下落した。ポンド米ドルはすでに今年安値を更新しており、このまま下落が継続となると、一昨年の安値ポイントである1.062まで節目がないため、更なる下落に警戒したい。
欧州通貨は、オセアニア通貨とほぼ同等に弱含んだポンドの下落が著しく、ポンド円は165.29から162.04まで320pipsの大きな下落となった。テクニカル的には、ポンド円は今年3月8日を起点とする上昇トレンドからフィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインである162.00付近で反発しているため、もみ合い後に再び上昇が見られるのか注視したい。
本日は、欧州時間は特に指標発表がなく、米国時間の21:30に米・耐久財受注、21:55に加・レーンBOC副総裁の発言、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札が控えている。来週のBOE政策金利会合を前に、弱含んでいるポンドの動向に注目したい。
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