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1日で165円台から3円下落したポンド円の動向に注目か

相場レポート

1日で165円台から3円下落したポンド円の動向に注目か

1日で165円台から3円下落したポンド円の動向に注目か
本日のポイント
  1. 米・2年債入札
  2. 加・レーンBOC副総裁の発言

前日の米国通貨は、対欧州で強含み、ポンド米ドルは1.081から1.069まで約110pips下落した。ポンド米ドルはすでに今年安値を更新しており、このまま下落が継続となると、一昨年の安値ポイントである1.062まで節目がないため、更なる下落に警戒したい。

欧州通貨は、オセアニア通貨とほぼ同等に弱含んだポンドの下落が著しく、ポンド円は165.29から162.04まで320pipsの大きな下落となった。テクニカル的には、ポンド円は今年3月8日を起点とする上昇トレンドからフィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインである162.00付近で反発しているため、もみ合い後に再び上昇が見られるのか注視したい。

本日は、欧州時間は特に指標発表がなく、米国時間の21:30に米・耐久財受注、21:55に加・レーンBOC副総裁の発言、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札が控えている。来週のBOE政策金利会合を前に、弱含んでいるポンドの動向に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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