loading

週末のポジション調整による価格変動に警戒か

相場レポート

週末のポジション調整による価格変動に警戒か

週末のポジション調整による価格変動に警戒か
本日のポイント
  1. 加・小売売上高
  2. 欧・ラガルドECB総裁の発言

前日の米国通貨は、米ドル円が対円で拮抗状態となり、127.81-128.69でのレンジ推移となった。レンジ推移は本日のアジア時間でも継承されており、4時間足20MAをサポートラインとし、依然膠着状態が継続している。ただ、日米財務相会談にて為替介入の可能性について前向きな議論をしたと報道されたため、円高へと向かう可能性も視野に入れておきたい。

欧州通貨は昨日、ラガルドECB総裁が6月のECB理事会にて「金利の道筋を示す」とし、利上げに含みを持たせる発言をしたことで、ユーロ米ドルが1.082から1.093まで約110pips上昇。しかしその後往って来いとなり、現在は1.084付近での方向感を探る値動きとなっている。

本日は、欧州時間の16:15に仏・製造業/サービス業PMI(速報値)、16:30に独・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:00に欧・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:30に英・製造業/サービス業PMI(速報値)と、米国時間に入った21:30に加・小売売上高、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:30に英・ベイリーBOE総裁の発言が控えている。週末の為替市場がどのような値動きとなるのか慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.04.25New

    上昇しているユーロの上値余地に注目か

  2. 2024.04.24New

    上昇しているユーロの動向を注視か

  3. 2024.04.23New

    反発上昇が見られるのかポンド米ドルの回復性を注視か

  4. 2024.04.22New

    底堅い米ドル円の上値余地に注目か

  5. 2024.04.19New

    下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意か

  6. 2024.04.18

    下落したポンドが回復するのか注視か

  7. 2024.04.17

    加・CPI上昇にて下値が堅い加ドル円の方向性を注視か

  8. 2024.04.16

    要人発言による米ドルの乱高下に要警戒か

  9. 2024.04.15

    ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を注視か

  10. 2024.04.12

    ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地に注意か