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上昇しているユーロ円の行方に要注意か

相場レポート

上昇しているユーロ円の行方に要注意か

上昇しているユーロ円の行方に要注意か
本日のポイント
  1. 米・ブレイナード次期FRB副議長の発言
  2. 独/欧・ZEW景況感調査

前日の米国通貨は、対欧州で拮抗状態となり、ユーロ米ドルは1.087から1.093にかけてのレンジ推移となった。ポンド米ドルも同様、明確な方向感のない1.298-1.305間でのレンジ相場となっている。なおポンド米ドルは、日足RSIが33となっており、日足ベースでダブルボトムを形成するのか慎重に注視したいところだ。

欧州通貨は、ウクライナ南東部のマリウポリで約1万人の市民が犠牲になったと報道され、出口の見えない戦争の激化が懸念され、ユーロが再び弱含む展開となった。ユーロ円はクロス円の中でも上値が重く、現在は136.49付近で上昇を試みる展開となっている。

本日は、15:00に英・失業率、独・消費者物価指数、16:00にトルコ・鉱工業生産、18:00に独/欧・ZEW景況感調査、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:30に米・消費者物価指数、25:10に米・ブレイナード次期FRB副議長の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支、翌7:45に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が控えている。欧州時間からの指標発表に注意しつつ、クロス円の方向性を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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