上昇しているユーロ円の行方に要注意か

2022.04.12
- 米・ブレイナード次期FRB副議長の発言
- 独/欧・ZEW景況感調査
前日の米国通貨は、対欧州で拮抗状態となり、ユーロ米ドルは1.087から1.093にかけてのレンジ推移となった。ポンド米ドルも同様、明確な方向感のない1.298-1.305間でのレンジ相場となっている。なおポンド米ドルは、日足RSIが33となっており、日足ベースでダブルボトムを形成するのか慎重に注視したいところだ。
欧州通貨は、ウクライナ南東部のマリウポリで約1万人の市民が犠牲になったと報道され、出口の見えない戦争の激化が懸念され、ユーロが再び弱含む展開となった。ユーロ円はクロス円の中でも上値が重く、現在は136.49付近で上昇を試みる展開となっている。
本日は、15:00に英・失業率、独・消費者物価指数、16:00にトルコ・鉱工業生産、18:00に独/欧・ZEW景況感調査、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:30に米・消費者物価指数、25:10に米・ブレイナード次期FRB副議長の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支、翌7:45に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が控えている。欧州時間からの指標発表に注意しつつ、クロス円の方向性を注視したい。
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