ユーロポンドは下落傾向となるのか

2022.04.08
本日のポイント
- 加・失業率
- 米・卸売在庫(確報値)
前日の米国通貨は、対欧州通貨で拮抗状態となり、ユーロ米ドルは1.086-1.093での往って来い相場となった。しかしながら、本日のアジア時間でユーロ米ドルは昨日安値の1.086を下抜けた。ユーロ米ドルは日足での上昇チャネルが既に崩れているため、直近安値の1.080を目指す値動きとなるのか慎重に注視したい。
欧州通貨は、ウクライナ情勢の長期化もあり、ユーロの上値が重い状態が継続しており、ユーロポンドは0.836から0.831まで下落した。ユーロポンドは日足以上での長期足ベースで下落トレンド内に収まっているため、このまま下落が継続し直近サポートの0.829を目指すのかしっかりと見極めたい。
本日は、欧州時間は特に大きな指標発表は控えておらず、米国時間に入った21:30に加・失業率と雇用ネット変化、23:00に米・卸売在庫(確報値)が発表される予定だ。重要指標や要人発言がない中での大きな価格変化に警戒しつつ、通貨強弱を見守りたい。