長引くウクライナ情勢によりユーロは低空走行か
2022.04.06
- 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
- 米・FOMC議事録公表
前日の米国通貨は、対欧州で優位となり、ユーロ米ドルは1.098から1.088まで約100pips下落。時間足20MAに沿う形で下落が継続している。昨日、ハト派で知られる米・ブレイナード次期FRB副議長は「来月の会合で迅速なQT(金融引き締め)が必要になる」と述べ、利上げ観測から米ドルの上昇に繋がった。
欧州通貨は、ウクライナでの民間人犠牲報道が出る中、ユーロの上値が重く、他のクロス円が勢いをつけて上昇する中、ユーロ円は80pipsの上昇に留まった。ユーロ円は4時間足で上値と下値を切り下げる形が継続しており、反転シグナルが点灯していない。このまま下落が継続するのかしっかりと見極めたい。
本日は、欧州時間の15:00に独・製造業PMI、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間に入った22:30に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・イエレン財務長官の発言、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC議事録公表が控えている。欧州時間から米国時間にかけての要人発言に注意しつつ、ユーロの動向を注視したい。
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