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長引くウクライナ情勢によりユーロは低空走行か

相場レポート

長引くウクライナ情勢によりユーロは低空走行か

長引くウクライナ情勢によりユーロは低空走行か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 米・FOMC議事録公表

前日の米国通貨は、対欧州で優位となり、ユーロ米ドルは1.098から1.088まで約100pips下落。時間足20MAに沿う形で下落が継続している。昨日、ハト派で知られる米・ブレイナード次期FRB副議長は「来月の会合で迅速なQT(金融引き締め)が必要になる」と述べ、利上げ観測から米ドルの上昇に繋がった。

欧州通貨は、ウクライナでの民間人犠牲報道が出る中、ユーロの上値が重く、他のクロス円が勢いをつけて上昇する中、ユーロ円は80pipsの上昇に留まった。ユーロ円は4時間足で上値と下値を切り下げる形が継続しており、反転シグナルが点灯していない。このまま下落が継続するのかしっかりと見極めたい。

本日は、欧州時間の15:00に独・製造業PMI、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間に入った22:30に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・イエレン財務長官の発言、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC議事録公表が控えている。欧州時間から米国時間にかけての要人発言に注意しつつ、ユーロの動向を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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