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日銀指し値オペ発表で更なる円安に警戒か

相場レポート

日銀指し値オペ発表で更なる円安に警戒か

日銀指し値オペ発表で更なる円安に警戒か
本日のポイント
  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言
  2. 米・ダラス連銀製造業活動指数

先週末の米国通貨は、対ユーロで米ドルが上昇を見せ、ユーロ米ドルは1.103をトップに1.095まで約80pips下落した。ユーロ米ドルはサポートラインとして意識されていた1.096を下抜ける値動きを示しており、米債金利も上昇傾向にあるため、次のサポートラインである1.091付近までの下落に警戒したい。

欧州通貨は、ポンドの上昇が著しく、ポンド円は直近安値の159.85から162.00まで上昇した。本日のアジア時間で、日銀が10年債利回り0.25%を上限に無制限購入の「指し値オペ」を発表したことから、ポンドの上昇に拍車がかかった形となった。なお、ポンドは対ユーロでも上昇している。

本日は、欧州時間の20:00に英・ベイリーBOE総裁の発言と、米国時間の21:30に米卸売在庫(速報値)、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、26:00に米・5年債入札が予定されている。本日の値動きが今週の下地となるのか、各種通貨ペアの動向を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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