米国時間での重なる要人発言に注意か

2022.03.22
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
- 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、強含んでいるポンドと米ドルが拮抗しており、ポンド米ドルは 先週後半からのレンジ推移が継続している。ポンド米ドルのレンジ幅は1.310-1.321となっており、現在の価格は1.314付近だ。テクニカル的には、ポンド米ドルは日足で20MAより下に位置しており、上値を抑えられているため米ドルの動向を注視したい。
欧州通貨は、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアからの最終通告とされる「マリウポリからの撤退」を拒否したことで、ロシア側が「停戦となるまで攻撃は続ける」とし、ユーロの上値が重くなっている。欧州通貨同士であるユーロポンドは0.841から0.835まで約57pips下落した。
本日は、欧州時間の20:00に英・CBI企業動向調査と、米国時間の21:30に加・鉱工業製品価格と原料価格指数、22:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、23:35に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、スイス・ジョーダンSNB総裁の発言、27:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。各種要人発言に注意しつつ、通貨強弱を見極めたい。
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