ウクライナ侵攻から1週間経過した中での価格変動に注意か
2022.03.04
- 米・雇用統計
- 加・Ivey購買部協会指数
前日の米国通貨は、2回目となるロシアとウクライナの停戦協議が進展せず3回目への移行となったことからリスクオフムードとなり、米ドルが対欧州で上昇した。ユーロ米ドルは1.112から1.100まで下伸しており、下値サポートがない状態での下落が継続している。週足ベースで1.085付近まで大きなサポートが見当たらないため、押し目のない下伸に警戒したい。
欧州通貨は、ロシアによる原発施設周辺への空爆がされたとの報道を受け、一層の下落となっており、ユーロ円が128.50から126.93まで下伸した。ユーロ円もユーロ米ドル同様、既にサポートラインを下抜けているため、次のサポートラインである126.00までは下落継続に注意したい局面だ。
本日は、欧州時間の16:00に独・貿易収支、16:45に仏・鉱工業生産と製造業生産指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、22:30に加・住宅建設許可と第4四半期労働生産性指数、米・雇用統計、24:00に加・Ivey購買部協会指数が発表される予定だ。ロシアによるウクライナ侵攻から1週間が経過した中、状況を注視しつつ価格変動を見極めたい。
過去の相場レポート
2024.11.26
上昇したフラン円の上値余地に注目か
2024.11.25
昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か