ロシア侵攻下オセアニア通貨は反発なるか

2022.02.25
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
前日の米国通貨は、ロシアによるウクライナ侵攻が開始されると、ドルインデックスが上昇。豪ドル米ドルは、0.723から0.709まで約140pips下落した。また、昨日発表された米・1月新築住宅販売件数は、80.2万件の市場予想に対し80.1万件となり、3ヶ月振りの下振れとなったが米ドルへの影響は限定的だった。
欧州通貨は、ウクライナ情勢の深刻化により、ユーロが引き続き軟調な展開となっており、ユーロ円は130.04から127.91まで約210pips下落した。しかしながら、ユーロは対オセアニアでは拮抗しており、ユーロ豪ドルは日足サポートライン付近である1.555を下値に、もみ合い相場となっている。資源価格の急騰一服から、オセアニア通貨がどの方向に進むのか注視したい。
本日は、16:00に独・第4四半期GDP、独・輸入物価指数、16:45に仏・第4四半期GDP、仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、22:30に米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言があり、さらに24:00に米・中古住宅販売留保、米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。地政学リスクが勃発した中での、資源国通貨の週末の価格動向に注意したい。
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