下落が止まらないユーロの下値追いに警戒か
2022.02.24
- 米・7年債入札
- 仏・消費者信頼感指数
前日の米国通貨は、米ドル円が1日の中で30pipsのボラティリティとなり、方向感のない相場展開となった。しかしながら、本日のアジア時間午前にロシアによるウクライナ侵攻が報道されると、米ドル円は一気に下落。115.11から114.51まで下伸した。なお、対ユーロでは米ドルは強含んでおり、ユーロ米ドルは1.130から1.120まで100pips下落している。
欧州通貨は、ウクライナ情勢の本格的な悪化を受け、ユーロが最弱通貨となっており、ユーロ円は130.04から128.36まで160pips以上下落している。テクニカル的には、ユーロ円は既に日足サポートラインである128.36まで下落しており、下落が継続した場合は、次のサポートラインである127.55も視野に入れておきたいところだ。
本日は、欧州時間の16:45に仏・消費者信頼感指数と、米国時間に入った22:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCE・デフレーター、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:00に米・新築住宅販売件数、25:00に米・週間原油在庫、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、27:00に米・7年債入札、28:45にNZ・オアRBNZ総裁の発言が予定されている。弱含んでいる欧州通貨の下値追いに警戒したい。
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