反発しているユーロの上値追いに注目か

2022.02.23
- 英・ハスケルMPC委員の発言
- 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、オセアニア通貨に米ドルが押される形となり、豪ドル米ドルは、0.717から0.724まで70pipsほど上昇した。豪ドル米ドルは、時間足でしっかりと上値・下値ともに切り上げる形が継続しているため、直近高値である0.725まで上伸するのか、資源価格と照らし合わせつつ、判断したい。
欧州通貨は、米英欧のロシアに対する制裁措置が発表され、侵攻リスクが後退したことから、ユーロが反発した。ユーロ円は、ポンド円以上の上昇となり、129.36から130.77まで140pipsほど値を上げた。しかしながら、ユーロ円は時間足で200EMAに上値を抑えられる形で小反落しているため、直近高値である130.90を抜け切るまでは、下目線を継続したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に独・GFK消費者信頼感調査、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、英・ブロードベントBOE副総裁の発言、英・ハスケルMPC委員の発言、英・テンレイロMPC委員の発言、19:00に欧・消費者物価指数と、米国時間の21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、27:00に米・5年債入札、29:30に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。引き続き地政学リスクを考慮しつつ、通貨強弱を静観したい。
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