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上昇圧力の弱い米ドルの上値に注目か

相場レポート

上昇圧力の弱い米ドルの上値に注目か

上昇圧力の弱い米ドルの上値に注目か
本日のポイント
  1. 米・ボウマンFRB理事の発言
  2. 欧・製造業/サービス業PMI

先週末の米国通貨は、緊迫化するウクライナ情勢の影響を受け、クロス円が先週末の米国時間で下落。米ドル円は、アジア時間の上昇分を相殺し115.30から114.87まで下落した。米ドルが下落する中、ポンドが対米ドルで上昇。ポンド米ドルは、1.357から1.362まで反発した。ポンド米ドルはこのまま上昇が継続となり、直近高値である1.364に到達するのか注視したい。

欧州通貨は、ユーロの下落が目立っており、ユーロ円はクロス円の中でも反発力が弱く、131.11から129.96まで約110pips下落した。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足でヘッド・アンド・ショルダーを形成するかのような値動きとなっているため下落した場合、129.52まで大きなサポートがないこともあり急落を警戒したい。

本日は、欧州時間の17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMIと、米国時間に入った25:15に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。明日の米消費者信頼感指数発表を控え、米ドルが方向感を示すのか注意深く見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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