上昇圧力の弱い米ドルの上値に注目か

2022.02.21
- 米・ボウマンFRB理事の発言
- 欧・製造業/サービス業PMI
先週末の米国通貨は、緊迫化するウクライナ情勢の影響を受け、クロス円が先週末の米国時間で下落。米ドル円は、アジア時間の上昇分を相殺し115.30から114.87まで下落した。米ドルが下落する中、ポンドが対米ドルで上昇。ポンド米ドルは、1.357から1.362まで反発した。ポンド米ドルはこのまま上昇が継続となり、直近高値である1.364に到達するのか注視したい。
欧州通貨は、ユーロの下落が目立っており、ユーロ円はクロス円の中でも反発力が弱く、131.11から129.96まで約110pips下落した。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足でヘッド・アンド・ショルダーを形成するかのような値動きとなっているため下落した場合、129.52まで大きなサポートがないこともあり急落を警戒したい。
本日は、欧州時間の17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMIと、米国時間に入った25:15に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。明日の米消費者信頼感指数発表を控え、米ドルが方向感を示すのか注意深く見守りたい。
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