上値の重い米ドルの値動きに警戒か
2022.02.17
- 欧・ECB月例報告
- 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、95.7までドルインデックスが小幅に下落する中、ウクライナ情勢の逼迫懸念が依然解消されていないことから、米ドル円がわずかに下落。115.77から115.33まで反落した。しかしながら、米ドル円は、115円台を死守しており、4時間足75MAに下値を支えられているため、本日米国時間での要人発言に注意したい。
欧州通貨は、ポンドとユーロが拮抗している中、ポンドが対米ドルで上昇。ポンド米ドルは、1.353から1.360まで60pipsの小幅上昇となった。ポンド米ドルは、直近高値の1.361ラインがレジスタンスとなっているため、この抵抗帯を実体足で超えられるかが、焦点となるだろう。また、本日のECB月例報告にも注目したい。
本日は、16:00にスイス・貿易収支、18:00に欧・ECB月例報告、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:30に加・住宅価格指数、加・国際証券取扱高、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、25:00に米・週間天然ガス貯蔵量、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、翌7:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。弱含んでいる米ドルが、本日の要人発言により回復するのか慎重に注視したい。
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