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ロシアのウクライナ侵攻可否による価格変動に注意か

相場レポート

ロシアのウクライナ侵攻可否による価格変動に注意か

ロシアのウクライナ侵攻可否による価格変動に注意か
本日のポイント
  1. スイス・生産者輸入価格
  2. 米・ブラード:セントルイス連銀の発言

先週末の米国通貨は、インフレ圧力による米・利上げ観測が浸透し、一時米ドル円は116.30をタッチしていたが、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が報道されると、一気にリスクオフへと転換し、全般的に円買いが進行。米ドル円は、115.00まで下落した。しかしながら、米ドル円は、依然日足20MAより上部に位置しているため、まずは反発が入るのか、このまま下落となるのか慎重に判断したい。

欧州通貨も、ウクライナ情勢の悪化報道により軟調に推移しており、ユーロ豪ドルは、週足レンジの1.529-1.642のちょうど中間まで下落している。ただ、ユーロ豪ドルは週足200SMAに下値を支えられる形にも見えるため、下落から反発局面に入るのか、慎重に見極めたい。なお、ユーロポンドは、週足ベースで緩やかな下落が継続しており、現在の値は0.837となっている。

本日は、欧州時間の16:30にスイス・生産者輸入価格、22:30に米・ブラード:セントルイス連銀の発言、25:15に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。本日は大きな指標発表はないが、依然ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が拭いきれていないため、ヘッドラインニュースに注目しつつ、週始めの通貨強弱を見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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