英・欧の政策金利と声明発表内容に要警戒か

2022.02.03
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 英・BOE政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、ドルインデックスが96.03と小幅に下落していることを背景に、米ドル円が114.80から114.15まで60pipsほど下落した。現在の米ドル円は、114.47付近で推移しており、時間足20MAの真上で上昇を試す値動きとなっている。米ドルは、対欧州通貨でも弱含んでおり、ユーロ米ドルが3日続伸。米10年債利回りの上値の重さに比例し下伸している。
欧州通貨は、本日発表予定の欧・ECB政策金利発表を前にユーロが対米ドルで上昇。現在のユーロ米ドルは、1.130付近となっている。ただ、同じ欧州通貨であるポンドに対しては、方向感を見出せておらず、ユーロポンドは0.830-0.836でのレンジ推移となっている。本日のECBでは、物価上昇の背景から、緩和縮小(QT)について何かしらの言及があると予想されているため、慎重にラガルドECB総裁の発言に注目したい。
本日の指標は、19:00に欧・生産者物価指数、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・チャレンジャー人員削減予定表、21:45に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期非農業部門労働生産性、23:45に米・サービス業PMI、24:00に米・ISM非製造業景況指数、米・製造業受注指数が、発表予定となっている。米国時間開始前の政策金利動向に注意しつつ通貨強弱を見守りたい。
過去の相場レポート
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.07.04
米国市場が休場中に欧州通貨が優位性を見せるのか注視か
2025.07.03
米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
2025.07.02
上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か