政策金利発表を控えた欧州通貨の値動きに注目か

2022.02.02
- 仏・財政収支
- 米・ADP全国雇用者数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続伸となり、株高・金利高・ゴールド横ばいの相場展開となった。ウクライナ情勢や金融引き締め(QT)への懸念がある中、米主要企業の好決算が好感され引けにかけて株価上昇となった。中・小型株で構成されるラッセル2000も前日比プラス1.10%の2,050で終了した。
為替市場は、明日の政策金利発表を前にポンドの値動きが鈍化しており、ポンド円は154.09-155.22でのレンジ推移となっている。テクニカル的には、ポンド円は4時間足で下値を200SMAに支えられる形となっているが、日足20MAの真上に位置しているため、実体足でしっかりと20MAを上抜けられるかが焦点となるだろう。
本日の指標は、16:45に仏・財政収支、19:00に欧・消費者物価指数(速報値)、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ADP全国雇用者数、22:30に加・住宅建設許可、24:00に加・グラベルBOC副総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、29:00に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。明日のECBとBOE政策金利発表を控え、欧州通貨がどのような値動きとなるのか慎重に見極めたい。
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