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下落を耐えているポンドの値動きに注目か

相場レポート

下落を耐えているポンドの値動きに注目か

下落を耐えているポンドの値動きに注目か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数(確報値)
  2. 独・IFO景況指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.6ドルまで上昇。ゴールドは反発し1,800ドルを回復。1,802ドル付近となっている。恐怖指数(VIX)は6.6%ほど上昇し、20.5付近での推移だ。昨日発表された米・11月鉱工業生産は、0.6%の市場予想に対し0.5%となった。

為替市場は、昨日の米国時間からクロス円が下落している中、ポンド円が踏みとどまり、151.31付近で推移している。昨日、英・BOE政策金利は、0.10%から0.25%への利上げを発表し、一時的にポンドが上昇。今月高値である152.63を更新した。ポンド円は4時間足の直近高値である153.81を超えられるかが焦点となるだろう。

本日の指標は、15:30に日銀黒田総裁の記者会見、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、18:00に独・IFO景況指数、19:00に欧・消費者物価指数(確報値)、22:30に加・住宅価格指数、27:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。週末にかけて動きが出てきた各種通貨が、本日の米国時間にどう動くのか慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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