下落を耐えているポンドの値動きに注目か

2021.12.17
- 欧・消費者物価指数(確報値)
- 独・IFO景況指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.6ドルまで上昇。ゴールドは反発し1,800ドルを回復。1,802ドル付近となっている。恐怖指数(VIX)は6.6%ほど上昇し、20.5付近での推移だ。昨日発表された米・11月鉱工業生産は、0.6%の市場予想に対し0.5%となった。
為替市場は、昨日の米国時間からクロス円が下落している中、ポンド円が踏みとどまり、151.31付近で推移している。昨日、英・BOE政策金利は、0.10%から0.25%への利上げを発表し、一時的にポンドが上昇。今月高値である152.63を更新した。ポンド円は4時間足の直近高値である153.81を超えられるかが焦点となるだろう。
本日の指標は、15:30に日銀黒田総裁の記者会見、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、18:00に独・IFO景況指数、19:00に欧・消費者物価指数(確報値)、22:30に加・住宅価格指数、27:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。週末にかけて動きが出てきた各種通貨が、本日の米国時間にどう動くのか慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.05.14
対照的な値動きとなった米ドル円とユーロ円の方向性を注視か
2025.05.13
続落したユーロポンドの反発余地を静観か
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か
2025.05.01
対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か