ラガルドECB総裁の発言に注目か
2021.12.16
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 米・フィラデルフィア連銀景況指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油高の強気相場となった。米10年債利回りは、1.46%まで小幅に上昇しており、恐怖指数(VIX)は、ベンチマークの20を割り込み19.2付近まで下落している。昨日の米・FOMCでは、市場予想よりもタカ派姿勢が強く見られたものの大きな混乱なく通過した。
為替市場は、ユーロ米ドルが昨日のFOMC直後に一時的に下落し、1.122をタッチしたが、本日のアジア時間では上昇を試みる値動きとなっている。ただ、テクニカル的に見ると、ユーロ米ドルは4時間足で上値と下値を切り下げる形状となっているため、4時間足120MAに頭を抑えられ下落するのか慎重に注視したい。
本日は、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、スイス・SNB政策金利と声明発表、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:45に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、米・新規失業保険申請、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:15に米・鉱工業生産、23:45に米・製造業/サービス業PMIが予定されている。本日のラガルドECB総裁の発言に注目しつつ通貨強弱を静観したい。
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