弱含んでいるユーロの方向性に注意か

2021.11.16
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。昨日発表された米・11月NY連銀製造業景気指数は、22.0の市場予想に対し30.9となり、2001年以降で最高となったが、株価への安心材料とはならなかった。ラッセル2000も前日から0.45%ほど下落し、2,400となっている。
為替市場は、ユーロの上値が非常に重く、昨日時点でユーロが最弱通貨となった。ユーロは同じ欧州通貨であるポンドに対しても弱含み、ユーロポンドは0.853から0.847まで下落した。ユーロポンドは、次の直近安値である0.841まで下伸するのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、16:00に英・失業率、16:45に仏・消費者物価指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、25:10に欧・ラガルドECB総裁の発言、26:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言、米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。弱含んでいるユーロが本日どの方向性に動くのか、しっかりと注目したい。
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