上値が重い欧州通貨の方向性に注意か

2021.11.11
- 英・失業率
- 欧・ECB月例報告
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場となった。昨日発表された米国の経済指標の結果が好調だったことから、インフレ懸念により、米10年債利回りは6.3%ほど上昇し、1.56%となっている。恐怖指数(VIX)は5.3%ほど上昇。18.7台での推移だ。
為替市場は、上昇している米ドルに反し、欧州通貨の上値が重く、ポンド米ドルは1.357から1.341まで下落した。テクニカル面では、ポンド米ドルは週足で200EMAに差し掛かっているものの、200SMAまではまだ距離があるため、このまま下落が継続するのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に英・失業率、英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、18:00に欧・ECB月例報告、19:45に英・マンMPC委員の発言と、米国時間の26:30にスイス・メクラーSNB理事の発言が予定されている。週後半に差し掛かり、値動きが大きくなってきた為替相場の通貨強弱がどう変化するのか、しっかりと見極めたい。
過去の相場レポート
2025.08.08
下落した加ドル円が回復を見せるのか米国時間での値動きに注目か
2025.08.07
BOE政策金利発表でのポンドのボラティリティに要注意か
2025.08.06
最弱から一転、回復したポンド円の上値余地を注視か
2025.08.05
上値が限定されたユーロの続落性に要警戒か
2025.08.04
日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か
2025.08.01
月末に急回復したスイスフランの上値余地を注視か
2025.07.31
続落しているユーロの回復余地に注目か
2025.07.30
続落しているフラン円の下伸性に要注意か
2025.07.29
続落しているポンド米ドルの回復余地を慎重に注視か
2025.07.28
ギャップアップでスタートしたユーロ円の上昇余地を静観か