月末最終金曜日による大きな値動きに警戒か

2021.10.29
- 英・住宅ローン承認件数
- 欧・消費者物価指数
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高のリスクオンムードとなった。原油WTIは、一時80.7ドルまで下落したが再び上昇し、現在は1バレル82.8ドル付近での推移だ。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、28.8万件の市場予想に対し28.1万件となり、3週連続で30万件を下回った。
為替市場は、欧州通貨が堅調に推移しており、昨日はECB政策金利発表後から、ユーロが最強通貨となった。ユーロは、同じ欧州通貨のポンドに対しても強含んでおり、ユーロポンドは0.840から0.847まで上昇した。ただ、テクニカル的には、ユーロポンドは現在日足20MAの真上に位置しており、このまま上昇が継続するかは、慎重に判断したいところだ。
本日は、15:45に仏・消費者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、17:00に独・第3四半期GDP(速報値)、17:30に英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に米・個人所得、米・個人支出、米・9月PCEデフレーター、加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。月末最終金曜日の値動きが、大きく変化するのか、慎重に注視したい。
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