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月末最終金曜日による大きな値動きに警戒か

相場レポート

月末最終金曜日による大きな値動きに警戒か

月末最終金曜日による大きな値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 英・住宅ローン承認件数
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高のリスクオンムードとなった。原油WTIは、一時80.7ドルまで下落したが再び上昇し、現在は1バレル82.8ドル付近での推移だ。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、28.8万件の市場予想に対し28.1万件となり、3週連続で30万件を下回った。

為替市場は、欧州通貨が堅調に推移しており、昨日はECB政策金利発表後から、ユーロが最強通貨となった。ユーロは、同じ欧州通貨のポンドに対しても強含んでおり、ユーロポンドは0.840から0.847まで上昇した。ただ、テクニカル的には、ユーロポンドは現在日足20MAの真上に位置しており、このまま上昇が継続するかは、慎重に判断したいところだ。

本日は、15:45に仏・消費者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、17:00に独・第3四半期GDP(速報値)、17:30に英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に米・個人所得、米・個人支出、米・9月PCEデフレーター、加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。月末最終金曜日の値動きが、大きく変化するのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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