円独歩安は一段落となるか

2021.10.21
- 米・中古住宅販売件数
- 英・CBI企業動向調査
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.3ドルまで上昇しており、7年ぶり高値を更新している。ゴールドは反発し、1,785ドル付近での推移だ。一時1.66%となっていた米10年債利回りは、現在は1.65%となっている。
為替市場は、円売りの流れが一服し、クロス円が下落している。ポンド円は、一時高値の158.20から157.40まで下落。豪ドル円も86.2から85.5まで落ちてきている。今月の日足がほぼ陽線だったことを考慮すると、クロス円の下落は納得できる流れだ。なお、欧州通貨同士では、ユーロポンドが今月継続して下伸している。
本日は、アジア時間の15:00に日・工作機械受注、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、19:00に英・CBI企業動向調査、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・景気先行指数、米・中古住宅販売件数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:00に豪・ロウRBA総裁の発言が予定されている。週後半に差し掛かり、勢力が弱まってきた米ドルが、他通貨に対しどのようなスタンスとなるのか、慎重に静観したい。
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