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円独歩安は一段落となるか

相場レポート

円独歩安は一段落となるか

円独歩安は一段落となるか
本日のポイント
  1. 米・中古住宅販売件数
  2. 英・CBI企業動向調査

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.3ドルまで上昇しており、7年ぶり高値を更新している。ゴールドは反発し、1,785ドル付近での推移だ。一時1.66%となっていた米10年債利回りは、現在は1.65%となっている。

為替市場は、円売りの流れが一服し、クロス円が下落している。ポンド円は、一時高値の158.20から157.40まで下落。豪ドル円も86.2から85.5まで落ちてきている。今月の日足がほぼ陽線だったことを考慮すると、クロス円の下落は納得できる流れだ。なお、欧州通貨同士では、ユーロポンドが今月継続して下伸している。

本日は、アジア時間の15:00に日・工作機械受注、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、19:00に英・CBI企業動向調査、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・景気先行指数、米・中古住宅販売件数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:00に豪・ロウRBA総裁の発言が予定されている。週後半に差し掛かり、勢力が弱まってきた米ドルが、他通貨に対しどのようなスタンスとなるのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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