円売りスイスフラン買いの動向に注目か

2021.10.14
- 米・新規失業保険申請件数
- 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・米ドル安の相場展開となった。昨日発表された米・消費者物価指数は、予想をわずかに上回り、インフレ長期化の兆候を見せる形となった。今週は米主要企業の決算発表が相次ぐため、市場を静観している動きもあることから、方向性が掴みにくくなっている。
為替市場は、昨日時点でスイスフランが最強通貨となり、スイスフラン円は時間足20MAに沿って上昇を継続しており、現在122.97付近となっている。本日のアジア時間では今年高値を更新しており、週足ベースで実体線が前回高値を上回れば、さらなる上昇が見込める可能性があるだろう。
本日は、19:10に英・テンレイロMPC委員の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・生産者物価指数、21:35に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、23:40に英・マンMPC委員の発言、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。米国時間の要人発言に注意しつつ、価格動向を静観したい。
過去の相場レポート
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.07.04
米国市場が休場中に欧州通貨が優位性を見せるのか注視か
2025.07.03
米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
2025.07.02
上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か
2025.07.01
弱含んだポンドが米国時間で回復するのか方向性に注目か