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米国時間の指標発表時の値動きに警戒か

相場レポート

米国時間の指標発表時の値動きに警戒か

米国時間の指標発表時の値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 独・貿易収支
  2. 米・雇用統計

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利高・原油高のリスクオンムードとなった。特に原油WTIの上昇は著しく、現在1バレル79.3ドルとなっている。北海ブレントも同様に上昇が継続している。ゴールドは米ドルの上昇と相反し、1,759ドル台でのレンジ推移だ。

為替市場は、米ドルの上昇に伴いユーロ米ドルが下落基調となっており、4時間足20MAに沿って高値を切り下げての下落となっており、現在は1.155付近で下落を継続している。すでに週足200SMAを下抜けるような値動きとなっているため、このまま下落が加速するのか、慎重に見極めたい。

本日は、15:00に独・貿易収支、21:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・イエレン財務長官の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計(失業率・平均時給・製造業雇用者数含む)、23:00に米・卸売在庫(確報値)が予定されている。本日の米・雇用統計の結果により、金融緩和縮小ペースに具体性が持たれる可能性があることから、指標結果に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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