米国時間の指標発表時の値動きに警戒か

2021.10.08
本日のポイント
- 独・貿易収支
- 米・雇用統計
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利高・原油高のリスクオンムードとなった。特に原油WTIの上昇は著しく、現在1バレル79.3ドルとなっている。北海ブレントも同様に上昇が継続している。ゴールドは米ドルの上昇と相反し、1,759ドル台でのレンジ推移だ。
為替市場は、米ドルの上昇に伴いユーロ米ドルが下落基調となっており、4時間足20MAに沿って高値を切り下げての下落となっており、現在は1.155付近で下落を継続している。すでに週足200SMAを下抜けるような値動きとなっているため、このまま下落が加速するのか、慎重に見極めたい。
本日は、15:00に独・貿易収支、21:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・イエレン財務長官の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計(失業率・平均時給・製造業雇用者数含む)、23:00に米・卸売在庫(確報値)が予定されている。本日の米・雇用統計の結果により、金融緩和縮小ペースに具体性が持たれる可能性があることから、指標結果に十分注意したい。