欧州通貨の弱含みに警戒か

2021.10.07
- 英・ハリファックス住宅価格
- 米・チャレンジャー人員削減予定数
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって上昇し、株高・金利高・原油安の相場展開となった。米政府の債務不履行に対する懸念が和らいだことから、買い戻しが入り、株価が終盤から上昇する形となった。小型株で形成されるラッセル2000は、前日からの下げを戻せず、マイナス0.6%の2,214で終了している。
為替市場は、反発上昇していたポンドが、再び下落基調となっており、ポンド米ドルは1.358付近で推移している。時間足では、ポンド米ドルは三尊天井を形成している様相にも見えるため、このまま米ドルに対し弱さが顕著となり、下落基調が継続するのか、慎重に判断したい局面だ。
本日は、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、20:30に欧・ECB理事会議事要旨、米・チャレンジャー人員削減予定数、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:40に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:45に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、25:00に加・マックレムBOC総裁の発言、28:00に米・消費者信用残高が予定されている。明日の米・雇用統計を前に、米ドルと欧州通貨の強弱性をしっかりと注視したい。
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