欧米通貨の拮抗状態は開放となるか
2021.09.16
- 加・卸売売上高
- 米・フィラデルフィア連銀景況指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利高・原油高のリスクオンムードとなった。特にエネルギー関連株の上昇が目立ち、原油価格の上昇に伴い、連れ高となった。銀行株も上昇傾向が見られた。なお、原油WTIは72.5ドルまで回復している。ゴールドは再び下落し、1,791ドル台での推移だ。
為替市場は、ユーロと米ドルが拮抗しており、ユーロ米ドルは上下1.179−1.183での小幅推移となっており、大きな方向感なく上下動を繰り返している。時間足では上値を切り下げているものの、下値も若干切り上げているため、テクニカルでペナント形成となるのか、注意したい局面だ。
本日の指標は、18:00に欧・貿易収支、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・卸売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・企業在庫、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、29:00に米・対米証券投資が予定されている。米ドルと欧州通貨の強弱性に注意しつつ、しっかりと価格動向を静観したい。
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