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週末によるポジション解消の値動きに警戒か

相場レポート

週末によるポジション解消の値動きに警戒か

週末によるポジション解消の値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・生産者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。債権は買われ、米10年債利回りは1.31%まで低下。昨日発表された欧・ECB政策金利発表では、政策金利は0.00%に据え置かれ、大きなサプライズとはならなかった。

為替市場は、昨日のECB政策金利でユーロが瞬間的に下落したものの、本日のアジア時間でユーロ円が持ち直し、ユーロ円は一時129.63まで下落したが、現在は129.99付近での推移となっている。なお、ユーロは対ポンドで大きく下落しており、ユーロポンドは現在0.854付近での推移となっている。

本日の指標は、15:00に独・消費者物価指数、英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・商品貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:00にトルコ・失業率、18:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:30に加・失業率、米・生産者物価指数、22:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、23:00に米・卸売在庫(確報値)が予定されている。9月に入り少しずつ方向感が生じてきている各種通貨が、本日の週末の指標発表によりどう変化するのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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