リスクオフムード下のオセアニア通貨の弱さに警戒か

2021.09.13
- 米・財政支出
- トルコ・鉱工業生産
先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落し、株安・金利高・原油高の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は10%以上上昇し、現在は節目の20を超え、20.95となっている。3万円台を維持している日経平均は、現在30,320円となっている。
為替市場は、リスク回避ムードが漂っており、クロス円が小幅ながらに下落している。特にオセアニア通貨の上値は重く、豪ドル円は、先週末の金曜日、アジア時間での上昇分を米国時間ですべて相殺し、現在は80.91付近となっている。豪ドルは、米ドルに対しても弱含んでおり、豪ドル米ドルは0.736付近で再び下落を試みている。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・鉱工業生産、トルコ・経常収支、米国時間の27:00に米・財政支出が予定されている以外は、特に大きな指標発表や要人発言は予定されていない。今週は、14日(火)の英・雇用統計や、16日(木)の米・新規失業保険申請件数、17日(金)の米・ミシガン大9月消費者信頼感指数(速報値)があるほかは、大きなイベントがない分、素直な値動きになる可能性がある。直近で上昇している米ドルがどのように動くのか、しっかりと見極めたい。
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